あすなろBLOG

2013年10月21日 月曜日

背骨や関節をボキボキ鳴らすのって、大丈夫?

患者様から「背骨や関節をボキボキ鳴らすのって、大丈夫?」というご質問をよく受けます。
手の指や首をボキボキと鳴らす行為を良く見かけます。また、整体施術でも徒手的に背骨を鳴らして、いかにもズレを治しているようなことを言っている先生もいるという話を聞きます。

<背骨や首、指の関節をボキボキ鳴らす行為は身体にとって決してよい行為とは言えません>
 背骨や首の脊椎間、指などの各関節は骨と骨の繋ぎ部分(ジョイント)でそのほとんどが蝶番機能を持って、骨の繋ぎ目を安定した状態で動かせる様な構造になっています。
 この関節部分をボキボキと鳴らす行為は関節内部に炎症を起こさせ、肥大化(骨棘形成)させてしまったり、関節が緩んでしまう破壊行為です。(皆さんの中には、癖で指の骨をボキボキと鳴らしていて指の節の部分が太くなってしまっている方もいると思います。)
 関節は蝶番機能ですから、しっかりとネジが閉まっている状態でないと安定した動きができませんが、この関節が緩んでしまうと安定性が失われてしまい、関節周囲の筋肉を硬くして安定化を図ろうとします。この結果、関節周囲の筋肉はどんどん疲労し弱くなり、首や腰、各関節の痛みが出現します。


<背骨や各関節がボキボキ鳴る音の正体は・・・!?>
 いくつかの説がありますが、現在最も有力だと考えられているのは関節の中を液体が移動する時に出る気泡の破裂音(キャビテーション・エロージョン)気化現象・侵食だと言う説です。
 聞いた感じでは「ボキボキ」と骨同士がぶつかるような音なのに・・・?意外に感じる方も多いのではないでしょうか。

 関節はスムーズに動かせるように、潤滑油のような液体で包まれた関節包や滑膜が存在しています。
 

 本来この液体(潤滑油)は関節の動きに合わせてスムーズに移動しているのですが、関節を急に引っ張たり、曲げたりすると関節内に陰圧を起こし、真空状態となり、この時液体(潤滑油)が急激に移動して気化(キャビテーション)現象を起こします。(注射器に水を入れ口を押さえ強く引くと真空となり放すとスポンと音がして戻る) この時に発生する気泡の破裂音が周囲の軟骨、骨、関節包、腱、皮膚を共鳴することでポキッという音となるようです。

 液体が移動したくらいで本当にあんな「ポキッ」という音になるの・・・?と疑う人も多いかと思いますが、研究者がこの音をビーカー内で再現する実験を見ところ、液体の中で気泡が一気に破裂した時に聞こえた音はかなり「関節の音」に近い感じだったと言うことなんです。また、X線連続撮影で見ると、音が鳴った瞬間に、関節内に一瞬黒く気体が発生消失するのが見えるようです。

長い間、繰り返し関節に無理な圧力をかけたり気泡を発生させると、関節部分が破壊され太くなって関節運動に障害をきたしたり、太くなった部分が神経に触れてシビレが生じたりします。
背骨や関節をボキボキ鳴らすと「一時的に身体が軽くなって楽になる」とおっしゃる方もいますが、結果的には身体を壊してしまっている方や、癖になってしまってボキボキ鳴らさずにはいられなくなってしまっている方も多いように思います。

皆様もストレッチをしていて、たまたま鳴ってしまうくらいなら良いと思いますが、関節を無理やり動かして鳴らしてしまうのはやめましょう!




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