あすなろBLOG

2017年10月 9日 月曜日

原因不明の腕や手のしびれ...その原因とは?!

「首や肩、腕を動かすとしびれや痛みを感じる」
「腕や手がしびれて仕事や家事に集中できない」
「特にパソコン作業や自転車走行中等で手を前に出しているとしびれや痛みを感じる」
 そんな症状でお悩みではありませんか?


当院でも上記のような症状を訴えて来院される方が増えております。
今回はそんな腕や指のしびれの原因のひとつである「胸郭出口症候群」(きょうかくでぐちしょうこうぐん)について紹介します。

<胸郭出口症候群とは?>

胸郭出口症候群は、肩から鎖骨の下を通っている神経や血管が圧迫されることで肩甲骨の周辺や腕や指にしびれやだるさ、痛みが現れる疾患です。
撫で肩の女性に多いといわれていますが、最近はパソコン作業や事務作業で長時間悪い姿勢が続いている方や実際には男性にも多くみられ、格闘技や筋肉トレーニングの過多など首を支える筋肉や小胸筋(胸の大きな筋の下層部にある筋肉)を鍛えている方にもよく起こります。

胸郭出口症候群は問題となる場所によって4つの種類に分かれます。
・斜角筋症候群=首を支えている筋肉がその隙間を通る神経を圧迫することで起こります。
・肋鎖症候群=鎖骨と肋骨によって神経や血管が圧迫されて起こります。
・頸肋症候群=頚椎の骨が変形してしまい、それによって神経が圧迫されることによって起こります。
・小胸筋症候群=過外転症候群とも言い、小胸筋によって神経や血管が圧迫されることによって起こります。

<胸郭出口症候群チェック>
・手や指、腕に鈍い痛みやしびれがある
・手が冷たい
・手に力が入りにくい
・指に違和感やしびれがある
・肩や腕がすぐにだるくなってしまう
・肩や首のコリがひどい
・重いものを持つと腕や手に痛みやしびれ
・鎖骨の上(首寄り)を指で押すと手にピリピリ感
これらの項目に当てはまるほど、胸郭出口症候群の可能性が高くなります。

また、胸郭出口症候群かを簡単にチェックできる方法があるのでご紹介します。


両腕を真横に90度上げ、さらにひじを90度に曲げます。
この状態を保ち、手でグーとパーを交互に繰り返します。
これを3分間続け、指や手にしびれが出たり、腕や手のだるさがひどくなって腕が上がらくなってしまうようなら、胸郭出口症候群の可能性が高くなります。

<原因>その1
【1】不良姿勢
猫背や不良姿勢により、鎖骨が下に押し下げられ、撫で肩を強いられると起こりやすくなります。また、首の形状がストレートネックになっていると、背中は同時に猫背になりやすく顎を突き出した姿勢になるので発症しやすくなります。
【2】骨格、背骨、骨盤の歪み
本来骨格というのは「身体を支える」なおかつ「効率的に身体を動かす」ために長い進化の過程で出来上がってきました。ところが各々の動きの「クセ」や不良姿勢によって骨格が正しい位置にない状態が続くと、そこに定着するようになります。また事故や転ぶなどの大きな衝撃でも歪だり、ズレたりするので、過去に経験のある人は要注意です。
• 足を組んで座ったり、片側に重心を乗せて立つクセがある。
• 若いころに同一方向への動作を繰り返すスポーツをしていた。もしくは現在もしている。
• いつも見るテレビやパソコンの位置が少し斜めの同一方向で見ている。
など他にも様々な要因で骨格は歪んでいきます。昔の人であれば筋力もあり、生活リズムも整っていたので回復力がありましたが、現代の生活で朝から晩遅くまで不良姿勢でいる人は少しずつ歪む一方です。
こうして骨格が本来の位置にないという事は、中を通る「神経・血管の通り道」もどこかで狭くなる事が想像できると思います。
【3】 重心バランス不均衡
「重心の位置」が狂ってしまうと骨格や姿勢も正しい位置にいられません。「歪み・不良姿勢」とこの重心の問題はどちらが先とは言えませんが、同時に問題が生じる場合が多いです。そしてこの「間違った重心」は脳にもインプットされてしまうので、細かい狂いに自分で気付くのはかなり難しいでしょう。
例えば「いつも鞄を片方の肩に掛けて歩く人」は、鞄が落ちないように体を傾けているので重心が真ん中にはなく、その感覚が「当たり前」として身体に染み付いていきます。また座っている時や運転中に「いつも片肘を付く人」も、同じように傾いているのが当たり前になっていきます。もちろんまだまだ重心を狂わせる要素は人それぞれにあるので、一度自分のクセを見つめ直すことが胸郭出口症候群の原因を見つける近道になるかもしれません。
そして重心がズレているという事は「骨格もズレている」という事であり、神経・血管が圧迫される原因の一つになり得ます。
【4】筋肉の過緊張
小胸筋を中心とした胸の筋肉をよく鍛えている方の場合、胸郭の出口が狭くなりやすいので発症しやすくなします。
• 格闘家のように顎を引き背中を丸くし低姿勢の状態でトレーニングをする方。
• 弦楽器(ギターやバイオリンなど)のように同じ姿勢で腕を小刻みに動かす。
• 重い荷物などをいつも決まった側で持っている(担いでいる)方。
この筋肉の過緊張が胸郭出口症候群の「直接的な原因」になっている場合が多いのですが、それを引き起こすのは先ほどから説明している1~3の姿勢や骨格の歪み、重心バランス的な要因です。
身体が正しい位置にいられないと常に身体には力が入ってしまいます。「真っすぐな積み木」は支え無しで立っていますが「傾いた積み木・ズレた積み木」は倒れてしまうので支えなければいけませんよね。
自分の筋肉がこの支える役割を担ってくれますが、そんな常に働きっぱなしでは負担過多になり、頑張り続けた筋肉は過緊張を起こして硬くなっていくのです。その結果、筋肉の間を通る神経や血管が圧迫されて痛みやしびれが出てきてしまいます。

上記4つを総称して「カラダの歪み」
「不良姿勢」「骨格のズレ」「重心バランス」「筋肉の過緊張」をひっくるめて「カラダの歪み」
と考えています。これらの歪みは複雑に絡みあっていますので、皆さんが正確に自己判断できるものではありません。
しかし簡単に見つけられる基準があります。それは「カラダを歪ませる行動をしたくなるか」です。
• すぐに足を組みたくなる
• 鞄をいつもと反対の肩に掛けると違和感がある
• 気付いたらいつも同じ向きに寝ている
• すぐに片足に重心を乗せて立つ
• すぐに片肘を付きたくなる
• 着ている服がズレてくる
などを日常生活の中で無意識にやってしまう人は歪みが根深く染み付いているおそれがあるので注意して下さい。

<原因>その2 
整形外科的には着目されていませんが、斜角筋が緊張する原因として臨床上よく遭遇するものに『Ⅰ逆流性食道炎』と『Ⅱ咳、クシャミ』があります。
Ⅰ 逆流性食道炎
逆流性食道炎とは胃液が食道や口腔まで逆流してやってくる病気です、胸焼けを主症状としますが喉頭部に慢性的な炎症を起こすことがあり、それが刺激となって斜角筋に筋緊張を起こします。胸焼けやゲップ、胸のつかえ感、慢性的な喉頭の違和感や食後に肩が凝る場合に疑います。
Ⅱ 胸式呼吸(咳やクシャミ、過呼吸、花粉症)
胸郭出口症候群の原因筋である斜角筋や小胸筋は呼吸の補助筋で、激しい運動や咳、クシャミ、鼻をすする、過呼吸など、肩で息をするときによく働きます。風邪の後、首肩の痛みや手のしびれが出たときや、普段から胸式呼吸の場合はこれを疑います。
その他(ストレスや緊張)
斜角筋はストレスや緊張、ショックなどに対し、敏感に反応して異常収縮を起こしやすい筋肉のひとつです。

<改善方法>
上に記した原因その1「不良姿勢」「骨格のズレ」「重心バランス」「筋肉の過緊張」は誤った生活・姿勢習慣に起因しています。よって、これを改善させ、神経と血管の通り道を確保する必要があります。
また、原因その2に当てはまる場合はそれに準じた施術も必要となります。胸式呼吸により起こる場合は、腹式呼吸トレーニングが有効な改善方法になってきます。
実際の患者さんは、いろいろな体の状態が複合して起こっている場合がほとんどです。
それらを加味して施術を行ってはじめて改善されるケースも少なくありません。


当院では、胸郭出口症候群かをしっかりと徒手検査した上で、原因をつきとめ「不良姿勢」「骨格のズレ」「重心バランス」「筋肉の過緊張」を総合的に<バランス整体療法>や<鍼灸治療法>でしびれや痛みを根本的に解消できる施術を実施しております。


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