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交通事故に遭った後・・・
「何だか首が痛い。」「首や肩、背中に違和感がある。動かしにくい」
このように交通事故のケガで首を痛める方が多いのではないかと思います。
首のあたりが痛いだけではなく・・・
「目まいや吐き気がする」「手足がしびれる」「耳鳴りがする」といった、他の場所に影響を及ぼすことも少なくありません。
また全身の倦怠感など、身体全体に影響する場合もあります。
交通事故の障害
これらの症状は交通事故の衝撃で首がむちのようにしなって痛みが発生することから名付けられた「むち打ち症」のために起こり得る症状の例です。
「むち打ち症」は正式な病名ではなく,自動車の追突、衝突、急停車のほか、尻もちをついたり、スキーでの転倒等によって首が鞭のようにしなったためにおこる症状を総称したものです。
正式には「頚椎捻挫」「頚部損傷」「外部性頚部症候群」とよばれます。
「頚部捻挫」とは首の関節の軟部組織(靭帯や筋肉などレントゲンに写らない組織)の損傷のことであり、その治療は鍼灸・整骨院の専門分野です。
むち打ち症の分類
①頚椎捻挫型
ムチ打ち症の約80%を占め、首の筋肉や靭帯などが損傷され、首、肩、背中の痛みや運動可動域の制限が主な症状で時には頭重感、頭痛、めまい、吐き気が起きることもあります。
約3~4週間前後で軽快することが多いが、数か月の間不快な症状を残すこともあります。
②神経根症状型
頚椎から出る神経が圧迫されることにより、首の痛みや頭痛、腕のしびれやだるさ、握力や筋力が低下などを起こします。
上を向いたり、頭を横に倒したり、回すことでしびれや痛みが増悪します。
③バレ・リュウ症候群型(頸部交感神経症候群)
頸椎の損傷に際し、頸部交感神経の損傷や椎骨動脈の圧迫により、頭にいく血流が低下することで、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、視力障害などの不定愁訴が主体として起こる症状です。
※後から症状が出てくることもあるので、必ず診断を受けることをおすすめします。
当院は交通事故に特化した整骨院であり、鍼灸治療もできて得意分野です
初期のむち打ちに対してマッサージを行うことは非常に危険と言われます。
炎症状態や筋肉の張りを考えながらはり治療で炎症を緩和させる必要があります。
初期の強い炎症期を過ぎたむち打ちに対しては、積極的に首の動きを付けていく必要がありますので、全身のバランスを考えながら、バランス整体治療や運動療法を進めていきます。
<むち打ち症は後遺障害が残りやすい疾患>です。
はやく快方に向かうように精一杯の治療をさせていただきますが、もし後遺症がどうしても改善しない場合には、提携の法律事務所の弁護士を紹介させていただき、後遺障害申請の手続きのお手伝いもさせていただいておりますので、安心して、ご来院ご相談ください。