下腹ぼっこり・下半身太りの原因は反り腰だった！！

人間の本来の正しい姿勢は、骨盤が真っすぐに立ち、背骨が緩やかなS字状のカーブを描いている状態が正常ですが、腹筋が弱くなったり使えなくなってしまうと、お腹の圧力（腹圧）が抜けて背骨が腰のあたりから反り返り、骨盤が前傾していきます。これを『反り腰』と呼びます。

腰が反りすぎると骨盤がより前に傾き、腹筋やその周囲の筋肉に力が入りづらくなって下腹部や骨盤が締まらず、お腹が妊婦のようにぽっこり出た状態になります。

また、『反り腰』の状態は腰に大きな負担がかかり、慢性的な腰痛につながるケースも少なくありません。

反り腰は生まれつきと思われがちですが、立ち姿勢や座り姿勢、生活習慣による筋肉の使い方が大きく影響します。

腹筋が弱い人が間違った筋トレをしていて、太ももの前側の筋肉を酷使してしまうと、前ももの筋肉が硬く縮みます。
それに引っ張られて腰が反り、骨盤が前傾します。
この状態が続くと『反り腰』が定着しまてしまいます。

年齢とともに下腹がぼっこり出てきて腰痛を感じてきた方。
実はそれ『反り腰』が原因になっていることが多いです。

これがスタイルに影響したり、腰にも大きな負担がかかり、痛みにつながっている女性が少なくありません。

＜女性の70～80％が反り腰・骨盤前傾＞

姿勢を良くして歩こうとする意識がかえって腰を反りすぎてしまうため、お腹が前に突き出て骨盤が前に傾く「骨盤前傾」になってしまい、腰も大きく後ろに反るような「反り腰」になっています。

『反り腰』になると身体にブレーキがかかってしまい、歩行する際に前へ進む推進力が低下してしまうために、ウォーキングしてもすぐに疲れてしまうという結果に繋がってかえってカロリーが消費されにくくなってしまいがちになります。

壁に背を向けて立ってみると明らかですが、反り腰・骨盤前傾の人は、壁と腰から背中にかけて大きな空間ができています。その数は驚くことに女性の70～80％にも及ぶと言われています。

猫背だから反り腰にならないというわけではありません。

腰を反りすぎて背中が丸く猫背に立っている方も少なくありません。

『反り腰』を引き起こす主な原因は3つ

「反り腰って治せるの？」「自分では治せないの？」
と考えている人もいるでしょう。

反り腰は腹筋の筋力低下と下半身の筋肉の硬くなることで、背骨（腰椎）や骨盤骨盤周囲の関節が固まってしまっているケースが数多く見られます。

そして、多くの場合は左右の骨盤が歪んで固まってしまっています。この歪みや関節の硬さをご自身で治すのは非常に困難です。

また、自分の身体を客観的に観察し問題点を見つけるには、専門的な知識が必要となります。

そんなときに頼りになるのが、我々からだの専門家です。

整体は筋肉のバランスを整えたり、関節の動きを正常な状態にして、背骨や骨盤の歪みなどを矯正する民間療法です。

背骨や関節にアプローチして、姿勢の歪みを解消できる姿勢矯正や、骨盤の歪みを調整する骨盤矯正によって神経機能や血流を促進し、身体の不調の解消を目指すことも施術に含まれます。

そのため、まだ症状が出ていないような小さな不具合にも気付けたり、症状悪化の予防にもなります。

まずは、専門家に一度診させていただいた上で、ご自身で「腹式呼吸」「ストレッチ」の正しいやり方をマスターしたほうが、『反り腰』や「慢性腰痛」を改善する一番早い近道になります。