
江戸川区唯一の足整療法士「足のスペシャリスト」あすなろ鍼灸整骨院 岩本です。
ご高齢になればなるほど、
そして、足、膝、腰が痛くなればなるほど「歩けなくなることへの不安」が大きくなりますよね。
目次
先日、外反母趾と膝のO脚変形でお悩みでご来院されたKさん(55歳 女性)
現在は、特に痛みもなく、歩くことへの不安もないようですが、、、
介護施設にお勤めになっていて、施設で寝たきりの状態だったり、車いすの生活をしている利用者様のほとんどが、足の指や膝が酷く変形しているのを毎日見ているうちに、、、
「自分もいつか歩けなくなるのでは?」っと不安になって、ご来院されたとのことでした。
わたしも今年のコロナ騒動になる前までは、老人ホームや介護施設への往診に出向いたり、
ボランティア活動で、ボーイスカウトの子供たちを連れて、高齢者との交流会等に行く機会が多かったのですが、、、
筋肉が萎縮すると関節が変形する
施設を利用されている方のほぼ全員と言って過言ではありません。
足指の変形が酷い状態なのを目の当たり見てきています。
介護施設での生活のほとんどは、車イスで移動していますので、足を地面に着くことがほとんどない状態で生活しています。
当然と言えば当然なのですが、、、足・指の筋肉を使わないでいると、筋肉が萎縮してしまい、関節の変形が酷くなります。
今回ご来院された介護職のKさんも、毎日、あの酷い変形状態を見ていたら不安になるのも当然です。
まずは、足指をしっかりと動かすことをご指導し、正しい歩き方と正しい靴選びをレクチャーしました。
実は足の指・足首・ひざの変形の原因は
外反母趾で、親指が外側へ曲がってしまったり、内反小趾で小指が内側へ曲がってしまう原因は、、、
実は親指や小指そのものではありません。
「歩き方」と「靴の選び方」が間違っていることが原因です。
「歩き方」とは・・・足の着き方~地面からの離し方が不安定であり、指が曲がるような歩き方、痛くなるような歩き方、筋肉の使い方をしているということです。
この「歩き方」の間違えは、外反母趾に限らず、内反小趾、ハンマートゥ(槌状)変形、足関節、膝関節、股関節の変形の方にも共通して診られます。
そして、、、足指やひざの関節が変形してしまう方は共通して、「靴の選び方」が間違っています。
特に、子供の頃から適性サイズよりも、「大きめ」の靴を履いている傾向があります。
「大きめの靴」や「サンダル履き」は特に足の着き方~地面からの離し方が不安定になり、指が曲がるような歩き方、痛くなるような歩き方をしてしまいます。
★正しい靴の選び方は⇒こちらのブログへ
足の筋肉を使わないでいると、いずれは「歩けなくなります」
今回ご来院された外反母趾のKさんもいままでは、足指が痛くなることを恐れて、通勤も買い物も自転車ばかりで、歩くことが少なかったようですので、、、
まずは、ゆっくりとした速度で踵の着地~足指離地だけを考えて、
1日20分間のウォーキングをお勧めしました。
車や自転車ばかり乗っていて歩かない、足の筋肉を使わないでいると、いずれは筋肉が萎縮して、関節の変形を起こし「歩けなくなります」!
足指運動はこちらの動画をご覧ください。
⇒足指力エクササイズ動画 ※音が出ますので、音量を調節した上でご覧ください。